こんにちは!
今回のブログの内容はGVBインプレッサのリヤフェンダー爪折り加工になります。
お客様からストロークした際にタイヤとフェンダーが干渉してしまうので
リヤフェンダー爪折りをしたい!と依頼がありました。
そんなお客様の要望にお応えできるように西東京店ではお客様と具体的に
どんな感じに仕上げたいのか、細かな打ち合わせをして予算や手法を決めていきます。
爪折りと言えば叩いて終わり!!というイメージが多いと思いますが
今回は爪折り加工の中でも究極の爪折りを手掛けたいと思います!!
↑使用する工具はこちらで2種類のハンマー、当盤、エアソー、ウエスなります。
↑最初に取り掛かるのはタイヤとフェンダーライナー外し、どの位置から折り始めるか位置決めをします。
続いてバンパーの付け根と折り曲げる耳の部分にエアソーを使用し一か所数ミリの切れ目を
入れておきます。
切れ目を入れないで叩いてしまうと折り曲げた際に力が上手く逃げず歪んでしまいます。
そうならないために切れ目を一か所入れ力を分散させます。
↑当盤とハンマーを使用し折り曲げています!
綺麗に折るコツは当盤とハンマーにウエスを巻き、傷がつかないように
少しずつ均等に叩いていきます。一気に叩いてしまうと歪みやフェンダー
が広がってしまう原因になってしまいます。
もう一つのポイントは表側から当盤でしっかり押さえる事です!
押さえないで叩いてしまうとフェンダーが膨らんでしまい綺麗な面が出ません!
今回はパテ整形なしでも綺麗に折れましたが仕上がりに拘り、より綺麗な
面を出すために薄くパテを入れ仕上げました!
↑パテを研ぎ綺麗な面を出したらサフェーサーを吹き塗装前の下処理を施していきます!
下処理の工程は、空研ぎと水研ぎで分かれていてその都度職人によって使い分けられます。
今回の下処理はダブルアクション#400番でサフェーサーの部分を研ぎ、
塗装する面の足付けはダブルアクションで#1300番で研いでおきます。
続いて、当盤を使用し水研ぎの#800番でサフェーサーの部分を綺麗な面に
仕上げていき、ボディ全体は水研ぎの#1300番で研ぎ残しがないように念入りに足付けします。
足付けが完了したらエアーで念入りに水気を飛ばし、シリコンオフで脱脂しマスキングをして塗装の
下準備が整いました!!
マスキングが完了したらインナー側の処理に取り掛かります!
↑塗装する前に折り曲げて叩いた張り合わせ面のシーラーを入れ直します。
シーラーを入れ直さないと水が入り錆の原因になるのでキッチリ対処します!
↑シーラーが乾いたらまずインナーに内範色を塗装し、続いてボディを
塗装します。内範色を入れることによって純正のような自然な仕上がりになります!
なかなか爪折り加工でインナーの内範色まで塗装する事は無いですが今回は究極の
爪折りと言う事で仕上がりに拘ってみました!!
後は乾燥させ磨き、組み付けたら完成です!!
お客様からも干渉しなくなった!!と大満足のお声を頂きました!
西東京店ではお客様のご要望、予算に合わせてベストな提案し、満足して頂ける
ようにスタッフ一同心よりお待ちしております!
今回のブログは以上になります。
次回アップも是非お楽しみ下さい!!