皆様、こんにちは。 すごし易い気候が続き、皆さん仕事がはかっどていることかと思います(^^)
本日は久しぶりのお届けになってしまいましたがAE86 ワイドフェンダー レストア メカニック編 Vol.8をお送りいたします。
今回は取り外したダッシュボードの清掃、リヤハブベアリングの交換を行います。
ダッシュボードの方は細かい所までの清掃になりますので難しいことは御座いませんがエアコンルーバー等を破損させないように取り外しのが唯一、神経を使うところになりますね。
新車から30年以上経ったホコリ、汚れをキレイにしていきます。通常の洗剤、汚れの酷い場所には専用の潜在を使用し汚れを出来る限り洗い流します。
見違えるくらいにキレイになりました(^^) 見えなくなってしまう箇所なのがもったいない位です・・・・・
お次はリヤハブベアリングの交換になります。
先ずはホーシングからドライブシャフトを取り外します。固着など無く、スライディングハンマーでスムースに取り外しが出来ました。
AE86のドライブシャフトは構造上、ドライブシャフトとハブが一体となっています。現行の乗用車にはこのような構造の車両は殆ど見かけないですがトラック、軽トラ、バンなどはまだこの構造を採用してありますね。
早速、古いベアリングを取り外していきます。
ハブベアリングは圧入されていますがAE86はベアリングを外し前に一つ取り外さないといけないパーツが御座います。ストッパーの役目(リテーナー)をしている金属の輪っかが付いていますのでそれはサンダーで切り込みを入れ叩き割ります。
注意しなくてはいけないのがドライブシャフトを傷つけないことです!様子を見ながら徐々に削っていきます。
お次はベアリングを外します、こちらは何度も登場しているプレス機ですね。こちらを使用し古いベアリングを取り外します。今回はハブボルトも交換するのでハブボルトも取り外します。
新品の部品になります、当たり前ですがキレイですね(^_^;)
新品のベアリングもプレス機を使用し、真っ直ぐ圧入していきます。
ベアリングを圧入しましたら次はリテーナーを取り付けますがこのパーツはそのままでは取付が出来ません。バーナーでリテーナーをあぶり熱膨張を利用してリテーナーを膨らませてドライブシャフトに取り付けます。取付後はリテーナーが冷えていき、金属が縮みドライブシャフトにがっちりと密着致します。
ドライブシャフトの方が完了しましたらホーシングに取り掛かります。ホーシングの方はオイルシールの交換位になります。ただオイルシールも斜めに入れては決していけないのとオイルシールがどこまでも奥まで打ち込めてしまいますので純正の位置に真っ直ぐ取り付けます。
残りはホーシングのサビている箇所をペーパーを使いキレイに磨き上げ、組み付けたドライブシャフトをガスケット類をはさみ組み付けて終了です。
今回はリヤブレーキをAE111の純正キャリパーに変更する為、純正とは違う形のキャリパーサポートを取り付けてあります。
ハブボルトもオーナー様がサーキットを走行するのでクロモリ製のロングハブボルトに交換してあります。
過去にわたくしもAE86を2台所有していた経験からAE86も得意としており、オーナー様に最適なパーツ選択をご提案致しますよ!!
正直、AE86も旧車の部類に入ってきています。AE86専門店だと敷居が高いんじゃないかと感じている方、GTNET西東京店は車種に関係なく、車好きの気さくなスタッフしかいませんし、車好きの女性スタッフもいますのでどうぞお気軽にご相談ください。
皆様からのご連絡、ご相談、お待ち致しております。
もちろんAE86だけではなく、どんな車種にも対応致しますのでどしどしご相談くださいね。