皆様おはこんにちは!! 西東京店のTでございます!!
前回に引き続き今回もCL7の一年点検について書かせて頂きます!!
前回の続きが気になる!!という方は是非こちらの方も読んでみてください!!
前回はエンジン周り、クラッチマスター周辺を見ていったので次は下回り、ブレーキ関係について書いて行きたいと思います。
まずは下回りから。。。
K20Aはオイルパンからもよくにじみが発生しているのが多いので要チェックしながら見て行きます。(画像が無くてスミマセン。。。汗)
次にチェックするのはブーツ関係です。
CL7のサスペンション方式はダブルウィッシュボーン式なのでアッパーボールジョイントブーツ、ロアボールジョイントブーツ、タイロッドエンドブーツ、ドライブシャフトブーツ等を見て行きます。
と、ここでタイロッドエンドブーツからグリスが溢れていました。。。
「これはもしや。。。」と思いながらグリスを拭いてブーツに亀裂が無いか探していると。。。。破れてました(汗)
このパターンだと以前交換したときにグリスの量が多すぎて溢れることもあるのですが、今回は経年劣化での破れなので交換になります。
次はアーム類を見て行きましょう。
ここはロアアームの写真なのですがまったく問題はありませんでした。。。笑
でも何故ここの写真をあげたかといいますとこの赤丸に注目してください。
ここはコンプライアンスブッシュといいスポーツ走行をするお客様又は年数が経過してハンドリング時のレスポンスが悪いなと思ったお客様のブッシュがこのような状態でしたら交換をお勧めするパーツになります。
コンプライアンスブッシュとは? コンプライアンスブッシュは車の進行方向に対して縦向きの衝撃(例 道路のつなぎ目等)をサスペンションの上下ストロークでは吸収できないショックを緩和するためのゴムブッシュですこのブッシュのおかげでワインディングや街乗り、悪路でも軽快なハンドリングをすることができます。
ですがこの写真のように経年劣化や、過度なサーキット走行をすると新品のコンプライアンスブッシュと同じ働きはできるはずはなく、酷いときには新車時よりステアリングの切った時の反応が遅くなったり、サーキット走行時のコーナリングの限界速度域が落ちたりと車本来の「曲がる」性能も引き出せなくなってしまいます。
ちなみにコンプライアンスブッシュを交換しただけで劇的に乗り心地が変わるのは事実なので是非興味のあるお客様はGTNET西東京へご連絡ください。
ちなみにもしこのブッシュを交換しようかなとお考えで、サーキット走行をする、しようかなと言うお客様は強化ゴムブッシュをお勧めいたします。
何故なら、このホンダ純正のコンプライアンスブッシュ。。。スポーツ性能はもちろんながら静粛性や社内の快適性も求めたものになっているのでゴムブッシュが柔らかめで作られておりハードなセッティングをしてサーキット走行やワインディングを走ったりすると、ハードブレーキング時にフロントのトー角等のアライメントが変化して車体がバタついたりしてしまいます。
ですので僕個人的には純正より性能のいい強化ゴムブッシュをお勧めします。
最後にブレーキ類です。
もちろんブレーキオイルが漏れていないかパッド、ローターの減りは大丈夫か確認しますが、ここで確認しておきたいことは二つです。
①キャリパーダストブーツは切れてないかと、②リアブレーキキャリパーの溝にパッドの窪みが入っているかです
まずダストブーツのほうは、フルブレーキとかブレーキに熱を沢山かけたりするとダストブーツが溶けたりするのと整備ミスで破けて知らないうちにつけてしまう時も極稀にあるそうです。
なぜダストブーツが破れたらだめなのか。。。 ダストブーツはキャリパー内部に水やごみが入らないように作られていますでもダストブーツが破けてたら水は入ってピストンの中が錆びてブレーキが動かなくなったり、ゴミが入ってピストンに傷がついたりとキャリパー内部を守るものがなくってしまいます。 なのでダストブーツが破れてないかいつも確認しています。
次はキャリパーにパッドの窪みに入ってるか確認ですが言葉で説明すると大変なのでこちらをどうぞ
ぼやけて見にくいと思いますが赤丸を囲った個所にパッドのぽっちがちゃんと 乗ってればOKなのですが乗っていないと乗っていない側のパッド、ローターが変摩耗を起こして最悪やらなくてもいいパッド交換をすることになってしまいます。。。汗
これで今回の点検は終了です。