皆様こんにちは西東京店のTです!!

今回はいつもと違う形でお送りしたいと思います!!

題して不定期開催!!【90年代の迷車!!】

迷車とは? SNS等で珍しい車に乗っている、ちょっと変わった機構が備えている車又は有名な車種の希少なグレードのことを指します。(またの名を珍車)

1990年代日本のスポーツカーはバブル崩壊とともに衰退しつつあったが、80スープラやNSX、33GT-R等名車がたくさん誕生しました。

そんな中迷車もまたうまれて行きました。 今回はその中からトヨタ カローラレビン スプリンタートレノ AE111についてお話していきたいと思います。

AE111について

なぜこの車が迷車になるかと言いますとそこには悲しい話があります。。。

この車に搭載されている4A-GEと言われるエンジンが搭載されているのですが車好きならどこかで聞き覚えが無いでしょうか。。。 そうです某豆腐屋の息子が主人公が乗っている車に搭載されているエンジンと名前が一緒ですよね?

ですが中身は全く別物です。

こちら111のエンジンが某漫画の車のエンジンより排気量は変わらないが細かい所を改良しパワーアップしているのでよく111のエンジンだけ貰い某漫画の車に乗せ換えられたり(実際漫画でもそんなシーンもある)

EP系のスターレットの純正流用チューニングでミッションやブレーキキャリパーを使用されたりとドナーにされることが多いのが一つ。

もう一つは複雑なサスペンション形状による整備性低下とサスペンションのアフターパーツのコストパフォーマンスが悪くなります。

今回はこのサスペンションについてと111のトラブルが発生しやすいところについてお話していきたいと思います。

 

まずはサスペンションについて。

111のグレードには3種類グレードがありそのうち2種類がスポーツグレードでBZ-GとBZ-Rがあります。

BZ-Gではサスペンションが通常のストラット式を採用しているのですがBZ-Rにはトヨタが開発したスーパーストラット式を採用しています。

AE111 について

AE111 について2

このスーパーストラット(通称SSサス)はサスペンションがストロークした時に発生するキャンバー角の変化を抑える働きや製造パーツが鉄鍛造製なので操縦安定性や合成アップもできる代物なのですが。それは、ワインディングを楽しんだりミニサーキットやジムカーナなど狭いとこで真価を発揮しますが富士スピードウェイなど大きなサーキットでの高速コーナー等だと逆にトラクションが高速コーナーを走ってると抜けてしまい車がバランスを崩したり危ない動き方を起こしてしまう可能性もあり非常に危険です。

次に整備性です。

上を見てもらえばわかりますが一般のストラットサスペンションと比べ備品点数が多いのでこのサスペンションを分解、交換作業をすると高度な技術と知識が必要です。

 

ちなみに111定番チューニングの一つでサスペンションをSSサス→ノーマルストラットに変更する人も多くこれをすることによりSSサスのデメリットが解消され、更に車体重量が軽くなり、アフターパーツもSSに比べて多くなります。

また、111ぐらいの年式になってきますと経年劣化により本来あるパワーを引き出せてこれない個体も出てくると思われるので長く乗り続けたい、そしてパワーを取り戻す為のリフレッシュ化もお勧めです。

でもさすがにオーバーホールは難しいと思う方もいると思いますが、オイル漏れ、タイミングベルト交換時のついでにバルブクリアランスの調整やヘッドのポート部ついているカーボンの除去などをもすることによりパワーは若干でも戻るので是非挑戦する又は当店にご相談ください。

現在111を専門で取り扱っているショップもあまり見ませんし、どうやっていっじって行こうという目標をあまりみさだめられなくなっているのが現状です。

西東京店でも111に詳しいスタッフがおりますので111にお乗りのお客様は是非お気軽にご相談ください。