こんにちは!
セリカ ST205 GT-FOUR WRC仕様 オールペイント Vol.2になります。
前回は鈑金作業を終え付属品などを取り外す所まででしたが、今回の内容は塗装になります。
↑まずはサフェーサーを研ぐ作業です。綺麗な面を出すよう研がなきゃならないため当板を使用します。
当板はいろんな形や硬さなどがありますが、職人が使いやすい物やボディの形状に合った物を使い分けます。
耐水ペーパーで水研ぎをします。まずは#600番で研ぎ#600のペーパー目を消すように#800→#1300の順番で仕上げていきます。
↑サフェーサーを研ぎ終えたら元々の塗装面の足付け作業をします。ボディの足付けは#1300番以上のペーパーで仕上げます。
タイヤハウス内やドアの内側などの泥やホコリは、油分を取り除く研磨剤入りの洗剤を使い
スコッチ・ブライトで念入りに水洗いし綺麗に落とします。
この作業を手抜きしてしまうと塗装中に細かなホコリやゴミが舞ってしまうため仕上がりに影響が出てしまいます。
特にホワイトは一番ゴミなどが目立ってしまうため重要な作業になります。
↑水分がなくなるまで念入りにウエスで拭き取りながらエアブローをします。
続いてシリコンオフで脱脂しマスキングに取り掛かります。
キッチリ脱脂をしない塗装中にマスキングテープが剥がれてしまうので、どの作業工程も手抜きは絶対許されません。
今回はボンネット、ドア、リヤハッチの内側とボディの表面を1工程で塗装します。
一度で塗装をするという事は、塗り始める場所からどの順序で塗装しないといけないかなど、
高度なテクニックが必要とされる為、経験が問われます。
それでは、塗装工程です!!
ベースコートは最初にサフェーサーの部分から塗装します。
↓
サフェーサーが透けないように注意しながら染めていきます。
↓
サフェーサーの部分が染まる手前から、全体を2~3回吹きます。
↓
ゴミやホコリが付着したら中研ぎを入れ仕上げていきます。
↓
ゴミなどが付着していないか念入りにチェックし、付着していない事を確認したらベースコートの塗装が完了です。
↓
続いてクリヤコートを塗装します。
使用するクリヤーにも寄りますが、今回は2:1(主剤2:硬化剤1)というクリヤーを使用します。
最初にハーフウェット(セブンウエット)で捨て吹きし、本吹きを1回吹き、仕上げました。
これで塗装工程が完了しました!!
次回は細かなパーツなどのブログになりますので是非お楽しみ下さい。