皆さんこんにちは!! 西東京店のTでございます!
今回はスバル インプレッサ GDB型のヘッドカバーパッキンの交換について書いて行こうと思います!!
ヘッドカバーパッキンはゴムでできているため経年劣化によりゴムが硬化しオイルが漏れます。
水平対向エンジンだとエンジンが真横になっている構造なのでオイルがゴム常にたまってオイルがゴムを攻撃している状態になっており漏れやすくなっています。
ちなみに、ご存知ないかもしれませんが、エンジンオイルが漏れたまま対策をしていないと最悪の場合火災につながる危険性があります・・・
何故火災になるかと言いますとエンジンオイルも可燃性の物質であり、漏れていたらエンジンの熱により気化し簡単に発火すると言う恐ろしい物なのです。
そんなことにならないようにもしっかりと整備をすることをお勧めします笑
それでは作業のほうに取り掛かって行きたいと思います!!
インプレッサに搭載されているEJ20は皆さんご存知ですが水平対向エンジンなので直列とは違いまわりのパーツを外して行かないとヘッドカバーにはたどり着けないのでまずそこから外して行きます。
今回は左側の交換になりますのでこの3つ(ウォッシャータンク、バッテリー、フィラーホース)を外します。
ウォッシャータンクのカプラーは経年劣化で割れる可能性が高いので注意しましょう。そのあとタンクについているホースもマーキングをしておくと戻すとき楽になります。
いやースッキリしましたねぇ~笑
またヘッドカバーをつける際に配線類が邪魔になりますので水色丸のようにひもで束ねておくと良いでしょう。
あと画像では確認しにくいですが、オルタネーターの配線も邪魔になるので外しておくといいです。
この後はイグニッションコイルを外してからいよいよヘッドカバーを外していきます。
ヘッドカバーの8本のボルトを均等に緩め外していきます。
8本のボルトを外してもヘッドカバーは液ガスでくっついていますので上下左右に揺さぶって外して行きます。
液ガスがはがれてようやく中身とご対面できました。笑
ヘッドの中のカム周辺とヘッドカバーをよく見たのですがとてもきれいでした。
これは前回のオーナーがきちんとオイル管理をしていた賜物ですね笑
ちなみにオイル管理が悪いとヘッドカバーは真っ黒で、ヘッドにはカーボンがたくさんついていた入り色は赤茶色になっていたりと酷い個体もいます。
ではここでヘッド側は液体ガスケットがついていますので取り除きます。
ヘッドカバー側はゴムパッキンが付いていたところにゴムカスが残っているのでこの状態で新品のパッキンのつけると間違いなく漏れの原因となりますのでゴムカスをブラシでとり、ヘッドカバー全体についているオイル焼けの汚れも綺麗に落とします。
ここで綺麗になったヘッドカバーの画像を張る
きれいにした後はブレーキクリーナで脱脂をしてゴムパッキンをはめて行きます。
お次に、ヘッド側も脱脂してヘッドカバー固定ボルトの溝の中もブレーキクリーナで洗浄します、そしてヘッドの下の奥側はカムホルダーからオイルがたれてくるのでウエス等でオイルをヘッドカバーを付けるまで吸収しておきます。
その後サーキュラーと呼ばれる半月版に液体ガスケットを塗りヘッドにはめて行きます(画像を取り忘れました・・・汗)
最後にヘッドカバー側の角に液体ガスケットを塗り、カムホルダーに置いてあったウエスを取り取り付けいきボルトを均等に締めて行き外したパーツを戻して作業のほうが終了します。
GDBインプレッサも生産終了して13年経ちます。まだエンジン周りの修理をしていないお車は特にヘッドカバーからのオイル漏れ又はにじみが発生している可能性がありますので是非お気軽にお電話又は来店でのご相談お待ちしております!