皆さんこんにちは!! 西東京店のTでございます!
今回は前回の入庫チェックの続きからお送りしたいと思います! 前回の続きが気になるという人はこちらから入庫チェック マツダ RX-7 FD3S編!!よかったら読んでください!!
前回はエンジン回りのチェックをしたので次は足回りのチェックをしていきます。
今回このFDには、TEINの新品車高調を取り付けさせてもらいましたのでサスペンションには問題ありません、それと同時にアライメントも測定し調整しておりますのでハンドルが曲がってまっすぐ進むと言うことも無い状態になっております。
ですが、入庫チェックなので最終確認も踏まえて車高調とワイトレも増し締めして行きます。
今回このFDには、TEINの新品車高調を取り付けさせてもらいましたのでサスペンションには問題ありません、それと同時にアライメントも測定し調整しておりますのでハンドルが曲がってまっすぐ進むと言うことも無い状態になっております。
ですが、入庫チェックなので最終確認も踏まえて車高調とワイドトレッドスペーサーも増し締めして行きます。
車高調は特に全長式ですとロアブラケットのロックシートが緩みやすいので専用工具で締め、更にトルクレンチで規定トルクよりも少し強めで締めていきます。ここは、今までの経験でどのくらい締めたらロックシートがダメになるかわかるからこそできるもので、普通のDIYでやることはお勧めいたしません。。。汗
ここでひとつ今回は車高調についてお話致します。
車高調には、全長式、ねじ式、Cリング式と3種類ありそれぞれ特性があります。
まずCリング式からCリング式はダンパー本体に溝が切られており、そこにCリングと言われるリングを入れてロアシート(スプリングの下にある物)を固定し車高を調節する車高調です。 メリットはとにかくほかの二種類より値段が安いと言うところです。 デメリットは溝でしか車高を調節できない為決まった位置でしか車高を落とす、上げるしかできません。それともう1つ車高調整をする際に車高調本体を一度外してCリングを入れ直す為とても手間がかかります。これらの要因から現在製造しているメーカーも少なく他の二種類よりマイナーな車高調となっております。
次にねじ式です。
ねじ式は現在主流の車高調の一つで新品でも全長式より安価で購入でき、構成パーツが少ないので非常にアフターケアも考えると全体的にコストパフォーマンスに優れている車高調になります。
ですがデメリットも勿論あります。 まずねじ式はどうやって車高を下げるかと言いますと、上の写真を見ればわかりますがスプリングの下にあるギザギザとした物これをスプリングロックシートと言うのですがこのロックシート上に上げたり下げたりすることでバネのいる位置を変えることにより車高が変わるのですが、あんまり車高を下げる方向にロックシートを動かすとダンパーのストローク量がなくなる(底付き状態)になったり、バネが遊んでる状態なのでプリロード(スプリングに何も荷重をかけていない長さから車高調に組みつけた状態でどれくらい縮めているかあらわすこと)がヘルパースプリングや長いスプリングを入れないとかからなくなるので、サーキット走行、ワインディングロードを走る人にはあまりお勧めは致しません。 ドレスアップ系や、今すぐコスパよく車高を落としたいんだ!!という人には逆におススメですね。
次に全長式です。
最初のFDの画像に戻りますが、全長式はロアブラケットのロックシートを緩めダンパー本体を回していくと車高を上げたり下げたりできます、ここでねじ式と違うのは車高を限界近くまで下げてもダンパーのストローク量が変わらないのと、スプリングもいじらないためプリロードが変わりません。ですのでセッティングの幅も広がるので多くのチューニングカー、レーシングカーもこの全長式を採用しています。
ですがこまめに清掃やオーバーホールをしないとガタが出やすいので注意が必要です。 それと値段もねじ式より高いですが最近は昔よりかは安い金額で販売しているメーカーも多くありますので是非お気軽に相談してください。
最後に番外編です。
先ほどレーシングカーは全長式を使用していると言いましたがこれはモノコックシャシーのものでありパイプフレームやフォーミュラーカーで採用されているサスペンションは全く別物ですどんなものかと言いますと。。。
上はスーパーFJと呼ばれるカテゴリで使用されているフォーミュラカーのサスペンションで下はフォーミュラkeiと言われる昔スズキのワンメイクレースで使用されたフォーミュラーカーです。
フォーミュラkei(通称FK)の方がまだ少し市販車の名残がありますがFJは完全パイプフレームのスペシャルカーです
話を元に戻します。
このフォーミュラカーの車高の調整方法はプッシュロッドという(上の画像で言うとサスペンションについている黒い大きくて長い棒)を回転させて車高を調整します。 ちなみにこの方式を採用しているのは解りやすい車輛だとSUPER GTの500クラスが該当します。
いかがだったでしょうか今回の投稿を見て車高調選びに役立てればいいなと思います笑
GTNET西東京でもお客様へのニーズにお応えできるできようにアドバイスもしておりますので是非お困りになりましたらお気軽にお声掛けください!
スタッフ一同お待ちしております。